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はやり目にかかったらどうする?対策と治療法

こんにちは!

実は私は眼科医院で医療事務を4年半やっていました。

そのうちの半分以上は診療補助の仕事内容でした。

診療補助とは診察室の中で先生の診察の補助をします。

カルテを先生より先に読み取り、予想される病名に基づいて何の検査が必要か、診察にどのくらい時間がかかるかをあらかじめ予想します。

おかげで目の病気に関してはかなり詳しくなりました。

そんな経験を活かしたいと思い、目の病気に関するカテゴリーを新設することにしました!

なるべくわかりやすく解説していきたいと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

はやり目とは?

はやり目という言葉を、子育てしている方は1度でも聞いたことがあるかと思いますが、正式名称を『流行性角結膜炎』といいます。

アデノウイルス(8型・4型・37型・19型)の感染によって引き起こされる病気で、感染力がかなり強いです。

このアデノウイルスは感染者の目ヤニ・涙などの分泌物に含まれ、感染者が分泌物を触った手で触ったところを他の人が触り、目をこすっただけで感染します。

学校保健法では第三種に指定されていて、医師が感染の恐れがないと判断するまで出席や出勤をすることができません。

いわゆる『治癒証明書』ですね。

学校保健法第三種には他にも、『コレラ』や『細菌性赤痢』があります。

それほど感染力が強いものです。

はやり目の症状

では、はやり目の症状とはどんなものなのか、以下にまとめました。

  • 白目・まぶた裏(結膜)の充血
  • 涙のようなサラサラした目ヤニがたくさん出る
  • しょぼしょぼ感、光がまぶしいなど

勤めていた眼科医院では、検査の前に事務員が問診をするのが暗黙のルールでした。

そこで一番この症状があったら『はやり目』の疑い!!というのが、『片目』だけ『充血』と『サラサラした目ヤニ』でした。

眼科に来る『はやり目』の患者さんのほとんどが、片目のみの発症でした。

もちろんその後もう片方の目にもうつるのですが、最初は片目のみの発症の方が多かったです。

疑わしい患者さんは別室へご案内し、座っていた座席はアルコール消毒をします。

いつもは検査をしてから診察に回しますが、すぐに診察ができるように手配します。

はやり目の時の診察と治療

検査キットで検査

診察が始まるとまず先生が状態を顕微鏡で目の症状を観察します。

※実際は感染防止のため手袋をはめ、ハンディの顕微鏡を使います。

その後は簡易検査キットを使って、ウイルスがいるかどうかの検査をします。

検査キットの中にある綿棒をまぶた裏にこすりつけ、薬液に付けて検査キットに数滴たらします。

コロナの時の検査キットと似ている感じです。

5分ほど待ち、線が出たら陽性の判断です。

治療

陽性の診断が出たら、また別室で待っていただき、お薬のお渡しとお会計をその場でします。

この『はやり目』は、ウイルスが原因ですが、ウイルスに効くお薬がないため、2次感染を防ぐ抗菌薬と、充血を抑えるための抗炎症薬の点眼が処方されます。

治すために必要な物は『休養』です。

ご自身の体の抵抗力で治していくしかないのです。

もし『はやり目』と診断された場合は、おうちでしっかり休養をとってくださいね。

治るまで

医師が『治癒証明書』を発行できるまで回復するには、概ね7日間~14日間です。

体調や他の要因で長引くこともあるようですが、私が関わった患者さんは長くて14日ほどでした。

治るまではタオルをご家族のものと別にしていただく必要があります。

また、お風呂は最後にしていただくかシャワーのみにしていただくようにお話しています。

どちらにしても終わったらシャワーで十分すすぐこともお忘れなく!

そして先ほどお知らせしたように、この病気は接触感染なので、手洗いはこまめにしていただいたほうがいいです。

かなり充血や涙目になるので、見た目や感染を気にして眼帯をしていいかと聞かれるのですが、眼帯はしないほうがいいです。

ウイルスが眼帯内で繁殖してしまい、治りが遅くなってしまいます。

ちなみにですが、私は眼科に勤務していた4年半の間、1度もはやり目になりませんでした。

きちんと対処すれば感染拡大を防げる病気です。

後遺症

この病気の怖いところは感染力の強さだけではなく、後遺症が発症するところです。

正式名称の『流行性結膜炎』の中にある『』という文字。

これは『角膜』、つまり目の表面が炎症によって濁りができてしまうのです。

この角膜の濁りが後遺症なのです。

※画像はイメージです。

後遺症の発生は必ず起こるものではなく、体質や炎症の強さによります。

角膜の濁りが特徴的で、点状になっています。

痛みなどはありませんが、目の中に入る光が濁りに当たって目の中で乱反射を起こし、とてもまぶしく感じます。

そして当たり前ですが濁りが目の前にあるので、見づらさも出てきます。

この濁りをとるには、継続的な抗炎症薬の点眼が必要となります。

だいたい炎症が治まってきたころ、この角膜の濁りが出る方が多かったように思います。

何か気になることがあればすぐに眼科医にご相談ください。

他のウイルス性結膜炎

ウイルスが原因の結膜炎は他にもあります。

プール熱

『はやり目』と同じアデノウイルスが原因ですが、型が違うため発症する症状が少し違います。

型は4型・3型で、一番の特徴はのどの痛みと発熱です。

プールで感染することが多いため、『プール熱』と呼ばれていますが、正式名称は『咽頭結膜熱』といいます。

感染してから5~7日で発症し、学校保健法の第二種のため、医師の判断が出るまで通学・通勤はできません。

第二種は他に『インフルエンザ』、『おたふく風邪』などがあります。

のどの痛みなどがあるため、小児科でよくみられる病気です。

急性出血性結膜炎

エンテロウイルス(70型)の感染によっておこる結膜炎です。

症状は白目に突然出血が起こり、ゴロゴロ感、充血、まぶしさ、まぶた裏にブツブツができます。

感染してから1~2日で発症し、『はやり目』と同じ学校保健法第三種の病気です。

ちなみにですが、眼科に勤務している間にこの病気にかかった患者さんはいませんでした。

気になることがあれば眼科へ!

はやり目は毎年夏頃に流行時期を迎えます。

しかし、近年の温暖化からか娘の通う保育園では5月に何人か子どもたちが感染していました。

日ごろから手洗いうがいをし、感染を疑われるときは眼科へ行ってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また自分の経験から情報を発信していけたらと思います。

ではまた😸

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