こんにちは!
今日は結膜炎のお話です。
敏感な方は、もしかしたらそろそろ感じてらっしゃるかもしれませんが、秋の花粉症の原因となるブタクサが来る頃です。
私も昨年はひどく症状が出てしまい、朝は目やにで目が開けられないし、ひどいかゆみが出てしまったりと散々な目にあいました。
しかもはやり目がちょうど流行っていたので、眼科に行ったらはやり目を疑われ、隔離されながらの受診になりました💦
目やにの様子とか、かゆみの強さから絶対はやり目じゃない!という確信があったのですが、少しでも可能性のある病気を疑うのは仕方のないことですので、大人しく指示に従いました。
なので今回は結膜炎についてお話します。
結膜炎とは?
そもそも『結膜』とはどこの部分なのか、そこから説明していきます。

結膜とは、上下まぶたと白目部分の薄い膜のことです。
実はこの部分、ひとつながりになっています。
なので、コンタクトがズレて目の裏まで行ったらどうしよう💦ということは起こりません。
大きい袋状になっていると思っていただければ、わかりやすいかと思います。
なので結膜炎は「上下まぶたと白目の炎症ということになります。
結膜炎の種類
結膜炎には種類があります。
- ウイルス性結膜炎
- 細菌性結膜炎
- アレルギー性結膜炎
ウイルス性結膜炎
ウイルス性結膜炎の原因は、その名の通りウイルスです。
その代表的なものが『はやり目』です。
はやり目やほかのウイルス性結膜炎についてまとめた記事はこちら👇
細菌性結膜炎
細菌性結膜炎の原因
細菌性結膜炎の原因の主なものは、常在菌です。
私達の皮膚には多種多様な細菌がいて総じて常在菌と呼ばれています。
普段は健康で抵抗力があるので、この常在菌が体に入ってきてもやっつけることができるのですが、風邪や疲労が溜まっている、ストレスがかかっているなど体の抵抗力が落ちている時に、目を触ったりすると常在菌が目に入り、症状が出やすいです。
お子さんをお持ちの方だと、風邪を引いた時にお子さんがほぼ同時に結膜炎になったという経験があるかもしれません。
その結膜炎は『細菌性結膜炎』の可能性が高いです。
この細菌性結膜炎は、原因が常在菌なので、他の人にうつることはありません。
細菌性結膜炎の症状
細菌性結膜炎の症状は以下のとおりです。
- 白目の充血
- 涙目
- 目やに(白・緑・黄色)
- ゴロゴロ感
目の充血や涙目の症状があると、はやり目を疑ってしまいますが、細菌性結膜炎の特徴は目やにです。
どろっとした感じの緑や白、黄色の目やにが大量に出ます。
片目のみ症状が出ますが、両目に症状が出ることもあります。
これはうつったのではなく、常在菌が目に入ったタイミングによるものです。
細菌性結膜炎の治療
細菌性結膜炎の治療には、抗菌の点眼薬が処方されます。
充血の症状が強い場合は、抗炎症の点眼薬が処方される場合もあります。
細菌性結膜炎は、自分の体の抵抗力が落ちている時になりやすいので、抵抗力が上がれば自然と治ります。
しかし、目やにや目の充血があり、見た目の問題もあるので早めに眼科へ受診することをおすすめします。
他にこんな細菌性結膜炎も
常在菌以外の細菌性結膜炎の中に、淋菌が原因の淋菌性結膜炎、クラジミアトラコマティスが原因のクラジミア結膜炎があります。
いずれも性感染症として発症、もしくは新生児の産道通過による母子感染で発症します。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の原因
もはや国民病とも呼べる花粉症も、アレルギー性結膜炎の1つです。

主な原因は花粉・ダニやハウスダスト・アトピー性皮膚炎があげられます。
アレルギーの原因物質のことを、アレルゲンと呼びます。
アレルゲンによってアレルギー性結膜炎の中でも種類があるので、解説していきます。
季節性アレルギー性結膜炎
花粉症とも呼ばれ、その名の通り1年である特定の季節のみ症状が出る、アレルギー性結膜炎のことです。
春のみならず、それぞれの季節に飛ぶ花粉に反応して症状が出ます。
- スギ・ヒノキ(2月~5月)
- シラカバ(4月下旬~6月上旬)
- カモガヤ・ハルガヤ(5月~7月)
- ヨモギ・ブタクサ(8月~10月)
私の場合ですが、おそらく栗の花に反応している感じがします。
知人に桜の花に反応するという人もいたので、この世の花すべてがアレルゲンになる可能性があるのではないかと思っています。
通年性アレルギー性結膜炎
こちらも字の通り、1年を通して症状が出るアレルギー性結膜炎のことです。
ハウスダストが原因で、以下のものがあげられます。
- ダニ
- カビ
- 細菌
- 衣服などの繊維のクズ
- 人間の皮膚片やフケ
- ペットの毛 など
こちらはこまめな掃除で予防することができます。
巨大乳頭結膜炎
コンタクトレンズやゴミなど、異物が原因で起こるアレルギー性結膜炎です。
何人かこの症状の患者さんを見たことがあります。
普通のアレルギー性結膜炎よりも、まぶたの裏の結膜のぼこぼこした腫れがひどかったのを記憶しています。
その方たちの主な原因はコンタクトレンズの長時間装用による不正利用でした。
春季カタル
通年性アレルギー性結膜炎が重症化したもので、5歳から小学生の男の子に多いことが特徴です。
春に症状が重くなることが多いです。
こちらも何人か患者さんを見たことがあるのですが、巨大乳頭結膜炎とはまた違うまぶたの裏の結膜の腫れ方でした。
わかりやすく言うと、レンガのような、腫れの部位が大きい感じでした。
腫れが大きいため、角膜(眼球の表面)にあたり、ゴロゴロ感が強くとても辛そうでした。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎を持つ子どもにみられる、慢性的な結膜炎です。
患者さんの中でアトピー症状の重い方は春季カタルになっていました。
アレルギー性結膜炎の症状
アレルギー性結膜炎は季節性・通年性などに関係なく、両目に同じ症状が出ます。
- かゆみ
- 充血
- ゴロゴロ感
- 涙目
- まぶたの腫れ など
自覚症状や症状の強弱は個人差がありますが、主な症状はかゆみです。
アレルギー性結膜炎の治療
治療には抗アレルギーと抗炎症の点眼が処方されます。
症状が重い時には内服が処方されるときもあります。
症状が出ている時は、重症化を防ぐためコンタクトレンズの使用は控えたほうがいいです。
アレルギー性結膜炎は原因を探ることも大事です。
原因を調べるには血液検査をする必要がありますが、アレルゲンはこの世のものすべてと言っても過言ではありません。
血液検査をする前は、何個かアレルゲンを絞ってからでないと、費用が余計に掛かりますのでご注意ください。
アレルゲンを特定できれば対処法がわかるので、予防にもつながります。
まとめ
結膜炎になった時、まず市販薬を買う方も多いのではないかと思います。
薬局には薬剤師がいるので、相談の上購入をしてください。
市販薬を使って、3~5日たっても症状が改善しない場合は、眼科への受診をお願いします。
あまり長く市販薬のみで様子を見るというのは、私はおすすめできません。
ただの結膜炎だと思って市販薬で様子を見ていたら、実ははやり目で角膜に強い濁りができてしまった患者さんを見たことがあります。
何か変だなと思ったら、眼科にかかりましょう!

今回は結膜炎について取り上げてみました。
この記事が参考になれば嬉しいです。
ではまた😺



