こんにちは!
先日、小学1年生の次男がものもらいになりました💦
まあまあ腫れてしまったのですが、よりによってミニバスのチームのポスター用写真撮影の日でした…。
写真を加工することも考えましたが、遠めだったのでぱっと見わからない感じになりました。
ま、これも1つの思い出ということで🤣
そこで今回はものもらいのお話です。
ものもらいとは

多くの地域では『ものもらい』といいますが、関西では『めばちこ』、他の地域では『めいぼ』、『めぼう』など様々な呼び方があります。
どちらにせよ、正式名称は『麦粒腫(ばくりゅうしゅ)』、『霰粒腫(さんりゅうしゅ)』といいます。
特にご高齢の方は『ものもらい』はうつると思われている方が多いのですが、『ものもらい』はうつりません。
症状はまぶたの腫れ、痛み、ごろごろ感などです。
同じ『ものもらい』というくくりですが、『麦粒腫』と『霰粒腫』は別の病気です。
では、『麦粒腫』と『霰粒腫』についてそれぞれ見ていきましょう。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
原因はいつも体にいる『常在菌』
麦粒腫は黄色ブドウ球菌などの菌が、まつ毛の毛穴やマイボーム腺という脂を出す腺に入り込み、炎症を起こすことが原因です。
ウイルスによるものではなく、人間の皮膚や髪の毛、喉の奥にいつもいる『常在菌』が悪さをします。
人へうつらないというのはこのためです。
普段いる『常在菌』が、体の抵抗力が落ちた時や外傷、不衛生な環境の時に入り込んでしまうのです。
ちなみに次男は『ものもらい』になる前に風邪をひいていました。
私もたまになる時があるのですが、風邪をひいたときや寝不足が続いたときになりやすいです。
マイボーム腺とは
では、その常在菌が入り込む『マイボーム腺』とは何か。
まぶたを鏡に向かってペロッとした時に、まぶたの縁に図のような穴が見えると思います。
これがマイボーム腺です。
この穴から、涙の蒸発を防ぐ脂が分泌されています。
実は涙って水分だけじゃなんです😁


涙は3層構造になっています。
目の表面側の『ムチン層』は、目に栄養を与えるたんぱく質の層です。
『水層』は目に潤いを与えます。
そして『油層』はその水分が蒸発しないように、脂で膜を作っているんです。
この脂が出るのが『マイボーム腺』です。
治療
治療は抗菌薬と抗炎症薬の点眼を使用します。
炎症がひどい場合は、目に入っても大丈夫な眼軟膏を併用することもあります。
たいていの場合は点眼や眼軟膏で、症状が1週間程度で落ち着きます。
我が家の次男も治療開始から5日後には腫れも痛みもなくなっていました😊
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
原因はつまった脂の塊
霰粒腫の原因は、先ほどのマイボーム腺がつまることで起きます。
マイボーム腺内で脂が固まって肉芽腫という塊となり、その周りが炎症を起こすことで発症します。
麦粒腫は腫れて触るだけで痛いのですが、霰粒腫は触ってもあまり痛みはなく、しこりを感じることができます。
痛みはないのですがこのしこりが厄介で、自然に治ったとしてもこのしこりがある限り再発を繰り返します。
ちなみに霰粒腫の『霰』という字ですが、空から降ってくる『あられ』という字です。
治療
麦粒腫同様、抗菌薬と抗炎症薬の点眼や、眼軟膏で治療します。
腫れが治まってもしこりが残る場合、まぶたの裏を切開してしこりを取り出す外科的処置が必要な場合があります。
私が見てきた霰粒腫の患者さんの8割ぐらいは、切開の処置をしていました。
処置の時間は10分ほどで、最初に腫れているまぶたに麻酔の注射をします。
この注射が多分1番痛いです😫
麻酔が効いたのを確認してから、専用の器具で腫れたところを挟み、まぶたを裏返してメスで切開します。
メスが入った途端、中のしこりや分泌物が出てくるんですが、これがまた見ていて気持ちいいんですよね😁
その後は小さいスプーンのような器具で中のしこりを全て掻き出し、まぶたを元に戻して止血して、眼軟膏を入れて終了です。
霰粒腫の切開処置では、まぶたの裏を切ることがほとんどですが、まれにまぶたの表側から切ることもあります。
皮膚表面側への腫れが強く、皮膚が薄くなってしまっているため、しこりを掻き出したときに皮膚を破いてしまう恐れがある時は、表面から切開をします。
その時は縫合が必要になります。
まぶたの裏から切る時は、傷口が自然とくっつくため縫合が必要ないのですが、表面から切る時は傷口が開いてしまうため縫合が必要となるのです。
眼帯をしてお帰りいただきますが、その日だけ眼帯で次の日からはしなくて大丈夫です。
ただ切開した当日はお酒と入浴はNGです。
血行が良くなってしまうため、痛みや腫れがひど
くなってしまう可能性があるからです。
シャワー程度で済ませていただいて、早めにお休 みになることをおすすめします。|
目が腫れたら眼科受診を!
目が腫れるとびっくりしますよね。
ひとまず、『ものもらい』でしたらうつることはありませんのでご安心ください。
そして何事も早期発見早期治療が大事ですので、なるべく早めに眼科の受診をしてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また情報の発信をわかりやすくしていきたいと思います。
ではまた😸



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